GRAVIUM vs カヴェコスペシャル vs ステッドラーヘキサゴナル:比較レビュー

しーさー/SEASAR

26.4.22:ステッドラーカテゴリに追加

簡易評価

比較項目\ペングラビウムカヴェコヘキサゴナル
価格×+×
機能×
書きやすさ×+◯+
書き味◎++
汎用性◯+

※1: ◎:優秀 ◯:良好 △:やや悪い ×:悪い +:比較したらより優秀

※2:簡略化のため「GRAVIUM」はグラビウム、「カヴェコスペシャル」はカヴェコ、「ステッドラー ヘキサゴナル」はヘキサゴナルと呼ぶ場合がある。

総合評価:無難なのはカヴェコスペシャル

価格と気にせず使えそう感はヘキサゴナルの方が上ですが、書きやすさと書き味を両立したカヴェコスペシャルは強いです。そんなことより書き味だという気持ちが強いなら他2本がオススメです。

GRAVIUM 実用性MAXシャープペン
しーさー開発の高級シャープペン。「重たいのに、軽快に書ける」矛盾を追求し、書く喜びと実用性を両立。37gの重量級ボディに真鍮製の錘を最適配置し筆圧をアシスト。12角形アルミボディにはソフトフィール塗装「ネオラバサン」を施し、極上の触感とグリ...

概要

今回は、しーさーさんの設計した実用性MAXシャープペン「GRAVIUM」と、書きやすい高級シャープペンとして有名な「カヴェコスペシャル」、鉛筆製造のノウハウを生かした作成された「ステッドラーヘキサゴナル」の3種類の多角形ペンの比較を行います。

本来は、GRAVIUMとカヴェコスペシャルの2本を比較するつもりでしたが、書き味と書きやすさで用途が違うよという結果になるのが目に見えているので、書き味に優れつつも普段使い可能な多角形ペン「ヘキサゴナル」も交えて評価することで混沌を極めてもらおうと思います。

それではさっそく見ていきましょう。

それぞれの評価レビューはこちら:

1. 価格差

GRAVIUM:×+ カヴェコ:× ヘキサゴナル:△

GRAVIUM6,600円(税込)
カヴェコスペシャル7,150円(税込)
ヘキサゴナル2,970円(税込)

GRAVIUMやカヴェコスペシャルが6,000円以上する中、ヘキサゴナルは3,000円を切っていて、倍以上の価格差があります。

ペン全体で見れば2,970円も高価な部類ですが、この中ではヘキサゴナルの圧勝といえるでしょう。

グラビウムはカヴェコに勝っていますが、この価格帯になると500円程度の差は誤差感の出てくる範疇でもあります。無いよりは嬉しいですけどね。

2. 機能差

GRAVIUM:◯ カヴェコ:× ヘキサゴナル:△

全てのペンに、例えばクルトガエンジンのようなザ・機能みたいな特殊なものはありません。

優れるとするならクリップの取り外しが簡単なGRAVIUMでしょうか。ヘキサゴナルもおそらく可能でしょうが、固そうです。ヘキサゴナルには硬度表示窓があるため機能性に優れると言えそうですが、特別便利とまでは言えない…というかぶっちゃけ使う機会があまりないと思いますし、GRAVIUMに軍配が上がるでしょう。

カヴェコスペシャルは、クリップが必要な場合は別途購入が必要ですし、硬度表示窓なるものもありませんので、明確に一段劣っている印象です。

3. 書きやすさ

GRAVIUM:×+ カヴェコ:◯+ ヘキサゴナル:△

※カヴェコスペシャルの重心は67mmの間違いです。

ここからが本題ですが、この中で一番書きやすいペンは、間違いなくカヴェコスペシャルでしょう。軽くて重心が低めな上、クリップに手が当たる心配はなく、滑りやすいなどの問題も特にはないためストレスフリーで筆記が可能です。

次点でヘキサゴナルです。このペンは重いわけではありませんが、重心位置が特別低いわけでもなく重量バランスの配慮もされていないため、本当のところはそれほど軽快に書きやすいペンではありません。しかし、やはり軽さのおかげでGRAVIUMと比較すればこちらの方が圧倒的に軽快に感じます。

そのGRAVIUMですが、今回は最下位となってしまったものの37gであることを考慮するとバカ書きやすい方で、クリップを外せばヘキサゴナルとの差は長さや重心の関係などからほとんど無くなります。

加えて、ヘキサゴナルとGRAVIUMはガイドパイプはそれぞれ4mm、3mmとカヴェコスペシャルの2mmより長く、グリップの滑り止め効果も優秀ですから、この2本の方が書きやすいという方がいてもまったく不思議ではありません。

そもそも、これらのペンは全てペン先のガタつきが少なく前述の通り全てにガイドパイプが搭載されていて、グリップ性能も優秀な部類なので、全体的にレベルが非常に高いです。

それでもGRAVIUMとヘキサゴナルは、重量が軽くて最初から重心も低めでクリップへの接触心配がないカヴェコスペシャルには及ばない点が多く、流石はS20と並んで書きやすいことで有名なシャープペンだなと思える使いやすさをしています。

4. 書き味

GRAVIUM:◎++ カヴェコ:◯ ヘキサゴナル:

重量素材
GRAVIUM37g重い金属中心
カヴェコスペシャル16g軽い金属中心
ヘキサゴナル17.7g重い金属中心

言わずもがな、GRAVIUMが最強です。

37gという重さは圧倒的で、これだけで他2つを蹂躙できるレベルです。その上でペン全体の金属感が文句なし、ペン先のガタつきや内部等のグラつきなんかもほとんどありません(個体差もあるようですが)ので、ペン全体で見ても最強格といって差し支えないでしょう。

次にくるのはヘキサゴナルで、こちらも全体の金属感に優れてガタつきグラつきのないペンです。GRAVIUMには敵わないというだけでコツコツ感にめちゃくちゃ優れるペンです。

一番下になるのはカヴェコスペシャルでしょう。一番軽いですし、キャップのグラつきも気になりますし。

ただ、こちらの項目も全てのペンでガタつきがなく、金属量の多いペンなので、カヴェコスペシャル自体も全てのペンで見れば上位クラスで、ノックキャップのグラつきもテープで抑制できますので、全体的にレベルの高い戦いではあります。

5. 汎用性

GRAVIUM:◯ カヴェコ:△ ヘキサゴナル:◯+

この項目では、現実的にどのくらいの範囲で使えるか(例えば家だけでなく学校でも使えるか)や、どのように使っていけるか(落としたり雑に扱っても大丈夫か)で比較しています。

一番はヘキサゴナルでしょう。単純に割と売ってる範囲が広く、価格も安めなので盗まれる心配も少ないうえ、壊れても買い直しが比較的簡単だからです。安価なペンには当然劣るものの、学校などでもそこそこ安心して使っていけると思います。

次点でGRAVIUMです。こちらは購入できるのがネットか一部店舗しかありませんが、発売当初と違い公式ページでも在庫があり、カヴェコスペシャルよりも価格が安いので買い直し等のハードルがやや低いです。また、傷なども相対的な話ではありますが、あちらよりは気にならなそうなので、学校等でも使用難易度が相対的に低いように思えます。

一番下にくるのはカヴェコスペシャルとしました。こちらは上二つと違って割と光沢感がある塗装ですので傷が悪目立ちしやすいのでジャラジャラとした筆箱には入れづらいこと、それから価格が一番高く、壊れても買い直しが難しい上、知名度と高級感ゆえに盗難の可能性も高いですので、注意が必要です。

6. デザイン

デザインの評価が人の感性で全く異なること、私自身のセンスが終わっていることを踏まえて、この項目ではあえて順位づけは行いません。正直、比較レビューからは消しても良い項目かなと思いましたが、GRAVIUMのデザインについて、カヴェコスペシャルに非常に似ていると言われることが多いように思えます。酷い時にはパクリとさえ言われてしまっていますので、その点について個人的に思うことを述べておきます。

私の個人的な意見としては、言うほど似ているか?と思っています。

確かに、画像でそれぞれを見比べると似ている気がしますが、実物を見ると太さが違うわキャップ部分も違うわで思いの外共通点が少ないです。そもそも、多角形のペンとなると当たり前ですが形が似るのは必然で、「視界から無駄を排除できるかつカッコいい色合い」を目指すと黒色になるのもこれまた当然、「できる限りコストを抑えて文字を見やすくする」には銀色のガイドパイプを搭載するというのも当然で、ここに類似点が現れるのは仕方のないことです。

その上で、軸の塗装方法や角数の違いやごちゃごちゃしていないシンプルなデザイン、取り外し可能クリップなど明らかな個性があり、しっかり差別化されているので、どう考えても独自性の高いペンです。(上から目線で申し訳ございません。)

むしろ、とにかく差別化と独自性のために、キノコみたいな形状の軸でキャップは虹色、本体はドドメ色でレリーフ加工の施されたようなわけのわからんペンが実用性MAXを謳って発表されても我々は困惑するほか無く、これならばパクりであった方がマシまであるでしょう。

また、パクリ云々の話でいうとヘキサゴナルも発売当初はカヴェコスペシャルのパクリかのように言われていたと思います。こちらもGRAVIUMと同様のことが言え、加えてヘキサゴナルは普通に考えてコンセプトが鉛筆にあるでしょうからカヴェコスペシャルのパクリとは考え難く、もし開発者側にカヴェコスペシャルの意識があるとすれば、開発前に「多角形ペンのカヴェコスペシャルが売れているからうちも出してみよう」と思いついたくらいのものでしょう。

これらは全て、独自性が強く差別化の図れたペンです。パッと見の印象でパクりのように感じるかもしれませんが、それは優れたペンを作る上で仕方のないことであると、念頭に置いておきましょう。

総評

無難なのはカヴェコスペシャル

私は書きやすさを一番重要な項目と考えているため、ここが優れ、そのカヴェコスペシャルをこの中で一番オススメできるペンとしたいと思います。

ただし、ほか2本は書き味がカヴェコスペシャルよりも圧倒的に優れるので、書きやすさはもう十分というのであればそちらをオススメします。

そうなってくると、個人的にはGRAVIUMがオススメです。ヘキサゴナルも良いペンですが、やはり圧倒的に書き味が優れるのはGRAVIUMですし、その上で書きやすさはあんまり変わらないのでこっちの方が楽しく使えるように思えます。

ヘキサゴナルは良くいうと汎用型、悪く言うなら中途半端…いややっぱりGRAVIUMの書き味が良い意味でおかしいだけでこっちも相当優れる部類ですが、まあこの中ではこういう位置付けになってしまいます。ただし、価格はほか2本よりも圧倒的に安く、限定色も含めるとカラーバリエーションもダントツですので、気になったものがあれば全然購入して良いと思います。

総括

総評では無理矢理オススメを絞ったようなもので、3本とも優劣がつけがたい素晴らしいペンです。

3本も一気に比較すればもっとわちゃわちゃさせて決定的な差をつけることができるかなと思ったんですが、それぞれ得意分野が違いますからそう簡単にはまいりませんでした。

結局、それぞれの得意不得意を見て購入を決めるのが無難ではあるでしょう。その中でもカヴェコスペシャルは、軽快さに優れるため使いやすく、知名度的にも文房具好きなら手に入れておいても良いと思いますので、今回はカヴェコスペシャルを一番オススメとさせていただきます。

GRAVIUM 実用性MAXシャープペン
しーさー開発の高級シャープペン。「重たいのに、軽快に書ける」矛盾を追求し、書く喜びと実用性を両立。37gの重量級ボディに真鍮製の錘を最適配置し筆圧をアシスト。12角形アルミボディにはソフトフィール塗装「ネオラバサン」を施し、極上の触感とグリ...

コメント

  1. 高速筆記を極めるなら925 15しかないで より:

    参考になりました!

  2. Mmmi より:

    丁度お写真の三つの境目らへんに住んでおりどれを買うか悩んでいたので参考になりましたありがとうございます

    • マグネター より:

      ありがとうございます!ただ住所が分かりそうなコメントはできるだけ控えましょうね