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簡易評価
書きやすさ総評:1/5点

※書きやすさの観点から評価。総評への影響度は項目により異なる。
書き味総評:6/5点

※書き味の観点から評価。総評への影響度は項目により異なる。
コメント
コツコツ感、剛性感、書き味など、そういった要素のつまったシャープペンです。書き味を追い求めたいという強い意志があるなら、楽しく使っていけるでしょう。

概要
| 種類 | シャープペンシル |
| 機構 | ノック式 |
| 機能 | 固定式口金・可動式クリップ |
| 素材 | グリップ:真鍮(3コート塗装) 後軸:アルミ(3コート塗装) クリップ:亜鉛ダイキャスト(2コート塗装) ノックキャップ:真鍮(2コート塗装) |
| 用途 | 一般筆記用 |
| 芯径 | 0.5mm |
| 消しゴム | 有り |
| ラインナップ | ガンメタル・ダークブラウン |
| 価格(税込) | 11,000円 |
| ブランド | SEASAR |
文房具系YouTuberのしーさーさんが立ち上げた自社ブランドより発売された最初のシャープペンです。
「剛性感MAX」を謳ったシャープペンで、重量や造りから、その名の通り高い剛性感が感じられるシャープペンとなっております。
価格は11,000円(税込)とシャープペンとしては相当高価な部類です。
近況報告
2025年11月現在、私がAeroを入手してから7ヶ月ほど経過しました。
普段はNOMADICのPF-05F(3階建てペンケースこのに入れて持ち歩いていますが、ペンの裏側などに模様移りと傷が確認されました。


上画像の反射部分を見てもらうと分かりやすいかと思いますが、明らかに筆箱下地の形が移っています。

また、画像からは分かりにくいと思いますが、触れば分かる程度の傷も確認できました。
両者共に、手や布で取れる様子はありませんでした。
これらの要因としては、保管時の圧迫や、筆箱内の湿気・熱などがあると考えられ、加えてAeroの塗装がこの手の環境に弱かったことで、模様が移ってしまったのかも知れません。
ケースから取り外すとき、裏に入れていた芯ケースと接触して傷が入った可能性も否定できませんが、気づかないはずもないので、やはりこの環境下での長期的に入れたままにしたことに問題があったのかなと思っています。
したがって、綺麗に保ちたい場合は保管にもかなり気を使う必要がありそうです。
ダクトペンケースのスエードのような柔らかい素材が使われていて、ゴムのような締めつけのない筆箱での保管、またはそれに準ずる環境での保管がベストでしょう。
使用感
| 全長 | 140mm | グリップ径 | 10.5mm |
| クリップ距離 | 93mm | 先端長 | 3mm |
| 重量 | 43g | 慣性モーメント | × |
| 重心 | 70mm | 特記事項 | – |
長さ・重量・重心のバランス
書きやすさ:1/5点 書き味:6/5点

書き味に全振りしたシャープペンということで、はっきりと申し上げて書きやすくはありません。
重心位置は少し高めで、先から後ろまで金属がふんだんに使われているので慣性モーメントも大きく、なにより重量が43gと異次元の重さなため軽快さというのは望めず、好きでないと汎用的に使うのは難しいでしょう。
が、そもそもこのペンは書き心地を最大限に楽しむものであり、書きやすさを求めるのはお門違いな話です。
このペンを使っていると、野原工芸のペンすら軽く感じるほどの重量がありますので、今までにないような書く楽しさを提供してくれます。
握りやすさ・触り心地
書きやすさ:5/5点 書き味:5/5点
3コートの塗装により滑り止め効果が期待できます。流石にゴム系のグリップには劣る部分もありますが、あちらとは違い汚れたり劣化したりが少ない利点もあります。
クリップまでの長さ・形状
書きやすさ:5/5点
普通に使っていて当たることは稀でしょう。斜めに持つ人だとたまに当たるかも…という程度です。
芯・リフィルの筆記感
書きやすさ:5/5点
初期芯であっても問題なく筆記できます。ペンの自重により書く時の抵抗も感じづらくなっているため滑らかに筆記することができます。
ペン先の視界・ガタつき
書きやすさ:5/5点 書き味:5/5点
3mmのガイドパイプが搭載されていて、視界を邪魔するような色でもないため非常に見やすくなっています。
ペン先のガタつきも全くありません。
キャップ・内部のグラつき
書き味:5/5点
内部は個体によってグラつきを感じるらしく、実際私の個体もグラつきを感じました。
が、なんと個体差の対策がされていて、「筆記振動抑制リング(大)」というリングが付属してきます。こちらに付け替えることで、見事に内部のグラつきがゼロになりました。
一方、こちらも個体によるのかも知れませんが、キャップも割と動きます。通常の筆記程度の動きだとほとんど揺れていないように感じるのですが、コツコツ感を全力で楽しもうと勢いよく書くと結構グラグラしているのが手に伝わってきます。まあキャップはテープでどうとでもなるので気になる方はテープを巻いて抑制しましょう。
素材・剛性感
書き味:5/5点

言うまでもないでしょう。このペンは「剛性感MAXシャープペン」です。先端から後ろまで金属がふんだんに使われていて字を書くたびにその高い剛性感が感じられます。
ノック感・音
ノック部分の面積が広く、一切の痛みなしにノック可能です。カチッ…という音と共にしっとりとノックされるこの感覚からはとても上質な印象を与えられます。
ノック感とは違いますが、キャップも滑らかに硬さを感じずに外せまして大変心地がいいです。
耐久性
重いペンですので、落とした場合、ガイドパイプが折れてしまうかも知れません。
ただ、万が一壊れたとしてもSEASARオンラインストアで口金のみの購入が今後可能になるようですので、極端なほど細心の注意を払いながら恐る恐る使う必要はありません。安心して使っていきましょう。
利便性
キャップを外すと消しゴムが入っています。クリーナーピンは付いていませんでした。
クリップは可動式で、私が触ったクリップの中で一番柔らかいんじゃないかと言うくらい手に負担なく開くことができます。もちろんガバガバなわけではなくしっかりとしています。正直、こんな所までこだわっているのかと驚きを隠せません。
デザイン
私みたいなのがデザインを語っていいのかわかりませんが、個人的にはめちゃくちゃカッコいいと思っています。
購入した色はガンメタルですが、重厚感があり、その流線形のフォルムからは上品な大人っぽいカッコ良さを感じさせます。
ただ唯一、デザインとはちょっと違うんですが不満?がありまして、分解して再度組み立て直す時、中央のリングを境に上下でズレたような見た目になりがちなことです。頑張って調整すればなんとか綺麗に揃えることができますが、中々戻らずに時間がかかってしまいます。私が不器用なだけなんですけどね。
書きやすさ総評
評価:1/5点
この項目に関しては流石に重すぎるのでね…。書きやすさを求めるペンではないです。
ただ、重さや重量バランスを除けば割と書きやすいペンの条件を満たしていて、テストや高速筆記時には完全に不向きですが、趣味の範疇であれば問題なく書くことのできるペンだと思います。
書き味総評
評価:6/5点
良い意味で規格外な書き味です。使用直後は野原工芸の書き味ですら物足りなく感じるほどです。
やはり重量というのは書き味を演出する上で重要な要素なようで、素材も金属ばかりですから剛性感がとにかく凄く、これを使った後はロットリング600とS3の書き味が誤差の範囲に感じるほど心地よい書き味が体感できます。コツコツ感を求める方にとっては間違いなく至高の一本と言えるでしょう。
ただ、私だけかもですがキャップが結構グラグラする(普通に書いて意識しなければ特には感じない)ので、そこが少し残念でした。
総括
Aeroは、書き味に全振りした使用感の良いシャープペンです。
使う上での不満も少なく、デザインも高級感があり非常に楽しく使えています。今後も全力で楽しんで使っていきたいと思います。



コメント
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