26.4.22:ステッドラーカテゴリに追加、素材構成の情報が誤っていたため訂正(真鍮ではなくアルミメインでした。すみません。)
簡易評価
書きやすさ総評:3/5点

※書きやすさの観点から評価。総評への影響度は項目により異なる。
書き味総評:5/5点

※書き味の観点から評価。総評への影響度は項目により異なる。
コメント
コツコツとした書き味を楽しめるペン、その中でも書きやすさもそこそこ備えたペンだと思います。あくまで書き味が楽しい系の中でという話ですが、こういうペンはストレスにもなりづらいため普段の筆記に趣味も加えたいくらいのテンションなら購入を考えても良いんじゃないでしょうか。
Amazon、Yahooでは定価の2,970円より20%強、楽天では30%以上安く購入できるようです。また、定価ですが伊東屋の限定色もAmazonで販売されています。ポイント等で安くしたいなら、Amazonから購入しても良いかと思います。
概要
| 種類 | シャープペンシル |
| 機構 | ノック式 |
| 機能 | 固定式口金・硬度表示窓 |
| 素材 | グリップ・軸:アルミ 口金・ノックキャップ:真鍮 クリップ:スチール |
| 用途 | 一般筆記用 |
| 芯径 | 0.5mm |
| 消しゴム | 92R7 |
| ラインナップ | クリーンブラック・シルキーシルバー・限定色 |
| 価格(税込) | 2,970円 |
| ブランド | ステッドラー |
ステッドラーヘキサゴナルはステッドラーにより発売されているシャープペンです。
名前からもわかる通り、ヘキサゴン(六角形)の軸が特徴的で、鉛筆のようなデザインをしています。
価格は2,970円(税込)とシャープペンにしては高級筆記具に分類されるでしょう。
使用感
| 全長 | 146mm | グリップ径 | 8.9mm |
| クリップ距離 | 98mm | 先端長 | 4mm |
| 重量 | 17.7g | 慣性モーメント | △ |
| 重心 | 71mm | 特記事項 | – |
長さ・重量・重心のバランス
書きやすさ:3/5点 書き味:4/5点

全体的にアルミが使われているため、金属系のペンとしては軽めですが、全長が長いこと・重心位置が高めなこと・両端に比重の重い真鍮が使われていることから、取り回しにあまり優れるペンではありません。
細かく言えば、全長・重心位置・両端重めは慣性(動き出しや向きの変化)を感じやすくし、重たさが手に伝わりやすくなります。重さ自体はそれほどのペンですが、この手の要素で軽快さを目指したペンには劣ってしまうでしょう。
あくまで極端に重いペンではありませんので、使おうと思えば特に不自由なく使えるくらいの水準ではあると思います。
また、重さが足りないがゆえに、この項目においては書き味も最上級クラスには及ばない程度になってしまっています。
ただし、書き味に関しては他の項目がしっかり強いため、軽さが気になることは少ないと思われます。
握りやすさ・質感
書きやすさ:4/5点 書き味:5/5点
金属がそのまま使われているわけでなく、滑り止め効果のある塗装がされていますのでかなり握りやすいです。一方で、六角形の角が当たって痛いという意見もあるようで、私自身も何十分か使用しているとちょっと気になってしまいます。試し書きでは中々分からない部分でありますが、購入を検討している方はその辺も考慮に入れておきましょう。
書き味への影響ですが、しっとり感のある塗装ですが金属の感じが指伝わってくるので、非常に優れた質感をしています。
よく書き味の良いペンとして挙げられる「ロットリング600」なんかは、ローレットグリップですので、金属感というよりは手への食い込みの方が強く感じます。その点では「ヘキサゴナル」の方が優れていると言えそうです。
クリップまでの長さ・形状
書きやすさ:5/5点
全長の長さに比例して、先端からクリップまでの距離も長くなっています。書いていて手に当たることはまずないでしょう。
芯・リフィルの筆記感
書きやすさ:5/5点
購入したのが結構前ですのでうろ覚えですが、初期芯でも悪くない書き心地だったと思います。気に入らない場合は自分好みの芯に変えて使いましょう。
ペン先の視界・ガタつき
書きやすさ:5/5点 書き味:5/5点
4mmのガイドパイプが搭載されていますので、文字を書いていてもペン先が邪魔になりません。
また、先端がしっかり固定されていますので、書きやすさと書き味の両方に優れる項目と言えそうです。
キャップ・内部のグラつき
書き味:5/5点
キャップ部分にオーリングがついているためか、全く揺れません。内部の芯タンクが揺れも全くありませんので、しっかりとした書き味を体感できることでしょう。
素材・剛性感
書き味:5/5点

※画像では真鍮となっていますが、実際は軸全体がアルミ、口金とノックキャップに真鍮、クリップはスチールという構成です。
それぞれ種類は違うものの、全体的に金属が使われていますので、この項目で優れないはずがありません。見える範囲ではオーリングと消しゴム以外はオール金属ですので、文句なしに金属の感じが得られると思います。
ノック感・音
かなり好き嫌いが分かれそうな、癖の強いノック感とノック音です。なんと表現すれば良いか難しいですが、ジャキッとします。
キャップをしまう部分に、直線のザラザラ加工が無数に施されているためその影響だと思われます。
耐久性
ペンの破損自体の話は聞きませんが、塗装が取れやすいらしいです。できるだけ丁寧な保管を心がけましょう。
利便性
キャップを外すと消しゴムがあります。クリーナーピンは付いていませんでした。
芯径は0.5mmのみ対応です。
キャップに硬度表示窓がありますので、一応便利と言えるかもくらいの感じです。
デザイン
冒頭で述べたように、鉛筆感が強いデザインです。同時に金属感も伝わってきて、まさにシャープペンの英名である「メカニカルペンシル」という名にふさわしいシャープペンです。
軸の先から後ろまで六角形となっていますが、角形系のシャープペンはグリップがローレット加工されたものが多いような気がしますので、そういった珍しさも見られるペンです。
書きやすさ総評
評価:3/5点
重いペンではありませんが、長さ・素材構成・重心位置により軽快な書きやすさは感じられません。
とはいえ、普段使いできないレベルではありませんし、そこまで高価なペンというわけでもないため、中高大生のテスト等での使用は推奨しませんが、学校なんかでも日常的に使っていけると思います。
書き味総評
評価:5/5点
書き味を気にするにはやや軽いですが、その他の点は完璧クラスですのでかなり書き味に優れたペンと言えます。
もちろん30gを超えるような重いペンには敵いませんが、十分にコツコツ感を体感できるでしょう。
書き味に優れるペンの中では比較的低価格なので、迷っているのなら購入して良いと思います。特に限定カラーなんかは一生手に入らないかも知れないので。
総括
ヘキサゴナルは、書き味に優れつつも、一応は普段使いもできるペンとなっています。
ですので、買って大損するようなペンでなく、特に限定色なんかは再販されない可能性がありますので、気になっているなら購入しちゃって良いと思います。


コメント
ロットリング600とどちらがおすすめですか?
どちらも書き味がいいと書いてあるので書き味メインの評価を聞きたいです。
書き味5割、握りやすさ3割、書きやすさ2割で評価していただきたいです。値段は大丈夫です。
要望が多くてすみません。
話は変わりますが、どのレビューもとてもわかりやすいですね!点数で表してくださるのがありがたいです。
コメントありがとうございます!
書き味メインならロットリング600の方がオススメです。
それぞれざっくり比較しますが、ちょっと長めになります。
単純な書き味で言えば、
・ほぼ全体が真鍮で構成
・金属感が直で伝わる感触
・20g超えの重量
とかでロットリング600の方が質が高めです。
一方ヘキサゴナルは、
・金属だけど軽めのアルミメイン
・軸はアルミの上に滑り防止の塗装あり
・18g弱と書き味基準だと少し軽め
でほとんど勝ってる部分がないです。
強いて言うなら、ロットリング600は中の素材に一部樹脂が使われているのが気になりますが、手に伝わるコツコツ感とかにはほとんど影響ないと思います。それよりも上記の差の方が大きいです。
握りやすさは方向性が違う上にどっちも好き嫌い分かれそうですけど、痛みづらさで言えばヘキサゴナルの方が優れています。
でもヘキサゴナルはヘキサゴナルで六角形の角のせいでずっと持ってるとちょっと痛いとかもあるのでほんとに好みの問題です。
ロットリング600のローレットは案外痛みにくいですが、持つ位置が上寄りだったり指が太めの方だったりすると、境目に手が当たって握りにくく感じるかもって弱点があります。
書きやすさはヘキサゴナルの方が間違いなく上です。YouTuberらの過去のレビュー動画とか見ると、書きやすいペンではない的な意見が多いですが、素材構成と重さで考えれば言うほど書きづらいわけではないです。
GRAVIUMとか野原工芸とか重いペンが使われるようになってきた今、改めて俯瞰的に評価すれば普通に書きやすい側に入ると思っています。まあそこら辺を比較に出せば、ロットリング600ですら少し軽快さは損なうけど書きにくいわけではないよねくらいになりますが、この2本で書きやすさ比較するならヘキサゴナルの方が上って感じです。
あと直接的な話ではないですけど、ロットリング600はノックキャップがカタカタしやすい個体が多いのも一つの問題点です。これのせいで書き味が悪くなって感じるケースもあるんですが、気になるならテープとかで割と簡単に対策できます。
ロットリング600は分かりやすい弱点が多いけど書き味は絶対に良いペンで、ヘキサゴナルは好み分かれが少なそう、強いて言うなら独特なノック感が人によっては気になるくらいで、書き味と書きやすさを両立しているペンです。あえて悪く言えば書き味に完全には振り切れてない、無難さが強めなペンだと思います。
というわけで、嫌いな点がない前提で5:3:2で評価するならロットリング600の方がオススメできます。
返信ありがとうございます!
項目ごと1つずつ丁寧に書いてあってとてもわかりやすく、有難かったです!
最後にキッパリロットリング600と出してくださったのも嬉しいです。
ロットリング600を購入します!
ありがとうございます。
余談ですが、ノックキャップのグラつきが気になってテープで調整する場合、全体にぐるっと巻いてしまうとノック感が最悪になります。そのため一部だけに貼った方が良いんですが、個体によって必要な量も変わるので、気になった場合は微調整しながら試してみてください。