ACRO 1000(アクロ1000):評価レビュー

パイロット

簡易評価

書きやすさ総評:3.5/5.0点

※書きやすさの観点から評価。総評への影響度は項目により異なる。

書き味総評:3.5/5.0点

※書き味の観点から評価。総評への影響度は項目により異なる。

コメント

低重心で細めなペンでそこそこ書きやすいです。ただし、グリップの滑りやすさが若干気になります。そして低重心も低重心すぎること、その上搭載されるアクロインキは滑らかなのでやや相性が悪く、一画一画想像するより勢いがついてしまいがちです。

Amazonでは、定価1,320円よりも安く購入できます。

概要

種類ボールペン
機構ノック式
機能–
素材グリップ・口金:黄銅(塗装)
後軸:樹脂(塗装)
初期インク油性
ボール径0.3・0.5・0.7mm
対応リフィルBRFV-10シリーズ
ラインナップブラック・メタリックブラウン・etc…(※1)
価格1,320円(税込)
ブランドパイロット

※1:軸カラーによりボール径が異なるタイプです。

アクロ1000は、パイロットより発売されているノック式のボールペンです。

最近ではアクロドライブの名前がエターリンクに変わりましたが、こっちはアクロの名を今のところ貫いています。

価格は1,320円(税込)とボールペンの中では中程度になっています。

使用感

全長147mmグリップ径9.5mm
クリップ距離86mm先端長3+1mm
重量17.1g慣性モーメント◯
重心56mm特記事項※2

※2:非ノック時の全長は142.6mm

長さ・重量・重心のバランス

書きやすさ:4.0/5.0点 書き味:4.0/5.0点

グリップ部分だけ重たい素材が使われ、残りは樹脂製ですので、一般的には慣性モーメントに優れやすい構成です。

一方、重心位置が先端から56mmと超低重心の領域で、低すぎるせいで先端が重さ以上に重く感じます。

見た目こそ金属感がありますが、そのうち6割ほどは樹脂が占めているため重すぎない、よって重さによる書き味はそこそことなっています。

握りやすさ・質感

書きやすさ:2.5/5.0点 書き味:4.0/5.0点

率直に言って滑りやすい、掴みづらいグリップです。

若干、先端に向かって太くなっていますがこの程度では滑り止めとしての効果も薄く、滑る分だけ力を入れて持つことになるので、重く感じやすく明確な弱みでしょう。

書き味的には素の金属感が手に伝わりやすいので悪くありません。ただし、グリップ部分が短く、樹脂部分にも手が触れるため、そこの触れ心地はやや残念に感じます。

クリップまでの長さ・形状

書きやすさ:4.5/5.0点 

そこそこ長いので、斜めに持てば当たる人もいるくらいの水準です。

ボールペンなので回しながら持つ必要がないこと、当たったとて平坦なクリップなので痛さとかはないことから、気にしすぎる項目でもないでしょう。

芯・リフィルの筆記感

書きやすさ:5.0/5.0点

低粘度インクといえばジェットストリームが有名ですが、負けず劣らずでこっちの方が好きという人もいるほどのインク、アクロインキが搭載されています。

私の体感ですが、ジェットストリームよりも滑らかで、発色の良さでは明確に上回る印象です。滑らかな分、ブレーキも効きづらいですがこれこそ好みの問題でしょう。

そしてこのペンの場合、重心が下にあるため、そのブレーキの効きづらさがより影響を及ぼし、制御が効かずに、またしても過剰に手に力が入りやすい傾向にあります。ただしこれは持ち方によって、リフィル径によっても左右される話です。実際に使いやすいかどうかは、テスター等で確認すべきです。特に普段使ってるペンと比較すると分かりやすいかと思います。

ペン先の視界・ガタつき

書きやすさ:4.0/5.0点 書き味:3.0/5.0点

普通のボールペンの先端で、可もなく不可もなく、しかし良ではない具合です。

ガタつきに関しては、ボールペンの特性上どうしてもあります。テープで補強もできますが、ノック感が悪くなるし、多少のガタつきを気にするようなペンでもないためその必要はないでしょう。

キャップ・内部のグラつき

書き味:5.0/5.0点

この点は強く、キャップをノックしても沈んだままではなく、定位置に戻る高級タイプです。筆記振動程度では揺れもしないので、グラつきは感じ取りにくいでしょう。

内部に関してもグラつく感じはありませんでした。

素材・剛性感

書き味:3.5/5.0点

先端からグリップにかけてが真鍮、それより後ろは基本樹脂です。クリップは不明ですが軽量な金属です。

ただし内部のリフィルは樹脂製なので、コツコツ感とかに優れるわけではありません。しかし素材構成はしっかりしています。

ノック感・音

ここも高級要素を感じられる点で、重くないですがしっとりしたノック感です。ノックした後に戻ってくるのが高級感をより大きく演出しているのかもしれません。音もしっとりよりです。

耐久性

上の軸は樹脂ですが、ネジ部分は金属製、先端もグリップと一体型のタイプですので壊れにくさは期待できます。

利便性

リフィルは0.3・0.5・0.7mmの王道3パターンから選択できます。油性インクは0.5〜が多いので、0.3mmも選べるのは強みです。

ただ、インクの色は黒、赤、青の基本的な3色しかありません。今後追加されていくことに期待です。

クリップの挟みやすさも魅力的です。真ん中が隙間になっているおかげで、簡単に開けますし、挟むものにも跡は残りづらい方でしょう。

デザイン

1,000円級のボールペンにしては高級に思える質です。ペン好きじゃない人からしたら立派な高級ペンなのかもですが、ラグジュアリー感を楽しむコスパでは高い方じゃないでしょうか。

書きやすさ総評

評価:4.0/5.0点

ボールペンの中ではそれなりに書きやすい部類です。その分、グリップの滑りやすさは気になります。

また、インクの書き心地に関しても、快不快が人により大きく異なる点でもあります。吟味して購入を決めましょう。

書き味総評

評価:3.5/5.0点

触り心地はいいですし重さもそれなりですが、リフィルが樹脂であることが主な理由となり、まずまずのコツコツ度合いとなっています。

総括

アクロ1000は、1,000円級のボールペンですが高級に感じる要素が強く、低重心で軽快さも備えたペンです。

その分だけ、グリップが滑りやすいことは誠に残念ですが、使える範疇ではあります。

特にデザイン面が優秀で、主張が激しくないのに良いものを使ってる感じを演出できます。クリップの挟みやすさも相まって、一本だけ持ち歩くとかで輝くタイプかもしれません。

コメント欄