オレンズ vs オレンズ メタルグリップタイプ:比較レビュー

ぺんてる

26.4.11:表や価格など修正。比較項目を端的に。

簡易評価

比較項目\ペン通常メタル
価格
機能
書きやすさ+
書き味×
汎用性

※1: ◎:優秀 ◯:良好 △:やや悪い ×:悪い +:比較したらより優秀

※2:簡略化のため「オレンズ」は通常、「オレンズ メタルグリップタイプ」はメタルと呼ぶ場合がある。

総合評価:メタルグリップ優勢寄りだが、用途次第

純粋な書きやすさ勝負ならメタルグリップの方が握りやすいですが、好みの問題とか使用状況で簡単に覆る程度の差で、優劣つけ難いです。

雑に持っておける点が便利と感じるなら通常タイプ、滑りづらさを求めるならメタルグリップでしょう。

概要

「オレンズ」と「オレンズ メタルグリップタイプ」は、両者ともにぺんてるブランドのシャープペンです。

名前からなんとなく察することができますが、「メタルグリップタイプ」は通常の「オレンズ」のグリップ部分をローレット加工の金属製にしたものです。

両方とも低重心で重量バランスがよく、書きやすさに優れたシャープペンシルですが、果たしてどちらの方がオススメと言えるでしょうか?結果は冒頭の簡易評価の通り、用途によって選ぶべきとなってしまいましたが、具体的な比較結果などを説明して参ります。

それぞれの個別レビューはこちらから:

1. 価格

通常: メタル:△

オレンズの価格は0.3・0.5mmで550円(税込)、0.2mmで660円(税込)と、芯径ごとに差はありますが安価帯に収まっています。

一方、メタルグリップタイプの価格は全ての芯径で1,320円(税込)とオレンズに比べて倍以上高くなっています。

最近は物価高騰の影響でそこまで高くも感じませんが、冷静に考えれば文房具における1,000円以上は高価格帯ですので、この項目では「オレンズ」の圧勝と見て間違いないでしょう。

2. 機能

通常: メタル:

両者ともに一般筆記用で「オレンズシステム」搭載型シャープペンシル。ここに機能差はありません。

「オレンズシステム」は、芯が減るのに合わせて先端パイプがスライドする機構のことです。

詳しいことは省きますが、芯の大部分がパイプで守られていて、芯が減ると同時にパイプも沈むことで、常に芯折れを防ぎながら書くことができます。

やや引き摺る感覚があるものの、細い芯でも力を入れて書ける点は非常に優秀です。

どちらも設計は同じで、値段による性能の良し悪しもありませんので、どちらも同等の評価となります。

3. 書きやすさ

通常: メタル:◎+

双方共に低重心よりのペンとなっていますが、メタルグリップタイプは、グリップが真鍮製で重めになため、更に低重心です。

したがって、メタルグリップタイプの方が書きやすい、となるかと思いきやそんなこともなく、反対に通常タイプはほぼ樹脂製なため軽さと慣性モーメント(筆記の軽快さの指標)ではメタルグリップタイプを上回ります。

小さい文字を書く場合は、先端に重さの偏っていない通常タイプがやや有利、並サイズの文字を長時間筆記する場合は重心が低いメタルグリップタイプの方がやや有利でしょうか。

正直、どちらも数値的には拮抗していて、もはや好みの問題です。

となれば、やはりグリップ性能を考えるべきですが、樹脂よりも圧倒的に滑りにくい、メタルグリップタイプがやや有利です。

このメタルグリップは一般的なローレット加工と異なり、突起が平らになっています。これのおかげで痛みが軽減され、握りやすくなっています。

ただし、どこまでいってもローレット加工はローレット加工、長時間使用していると、痛みが伴う場合で出てきます。

理論上は滑り止め効果が強いメタルグリップタイプの方が握りやすいですが、通常タイプも滑りやすいわけではなく、こういった好みの分かれる要素であるという点も注意しておきましょう。

もう一点、先ほど引き摺る感覚について述べましたが、メタルグリップタイプの方がやや引っかかりは感じにくくなっています。

これは重さの違いによるもので、メタルグリップタイプは自重により紙に圧力がかかり、その分手からの力が必要なくなるため、引っかかりの感じが直接手に伝わりづらくなっています。

4. 書き味

通常:× メタル:△

こちらはメタルグリップタイプが優勢です。ほぼ樹脂でてきた製品と、グリップに真鍮が使われたものでは、後者の方が優れるのは当然でしょう。

とはいえ、あくまで比較的の話であってどちらもコツコツとした書き味に優れたペンではありません。実質気にする必要のない要素でしょう。

汎用性

通常:◯ メタル:△

メタルグリップタイプの良い点は、金属グリップというだけで、樹脂よりは長持ちしやすい点でしょう。

先端に重さが偏っていることから、落とせば先端パイプの折れる確率も上がりそうですが、普段はパイプをしまっておけますので、過度に心配する必要はないでしょう。

自分が傷つくかどうかではメタルグリップタイプの方が有利ですが、他の道具の傷つけやすさでは圧倒的に不利です。

その他、対応芯やクリップに違いはないため、どこでも使いやすい通常タイプの方が利便性は高いと言えるでしょう。破損に関してはやや不利でも、こちらは買い替え難度も低いのでそこまで気にする必要もありません。

6. デザイン

デザインに対する評価は個人個人で全く異なってきますので評価はしません。

方向性がやや異なりますが、どちらも製図用シャーペンのような無骨さを感じさせるデザインとなっています。

総評

メタルグリップ優勢寄りだが、用途次第

比較で引き分けのような結果は出したくないですが、これらは両者一長一短、完全に好みで選んで問題ありません。

値段の差だとか、ローレットが好き嫌いだとかのちょっとした理由で決めて後悔するものでもないでしょう。

用途別に考えるなら、雑に持っておける点が便利と感じるなら通常タイプ、滑りづらさを求めるならメタルグリップでしょうか。

また、小さい字を書くためか、普段使いのためかに買うかが明確に決まっている場合は、前者ならば通常タイプ、後者ならばメタルグリップタイプがややオススメでしょう。

とはいえ、メタルグリップタイプは摩擦に強いため、想定以上に小さい字も書きやすかったり、通常タイプは軽いため長時間使用でも割と使いやすかったりで結局ここも大きな差がなく、繰り返しになりますが自分の好みで決めるのが一番だとは思います。

総括

オレンズとオレンズ メタルグリップタイプは、両者ともに書きやすさに優れ、芯折れ防止が徹底されたペンであり最上級に使い勝手の良いペンです。

よって、優劣がつけ難く、実質引き分けのような結果となってしまいました。

どちらを選んでも、芯を守るタイプのペンの中では間違いなく書きやすい部類ですので、自分の好みで決定しましょう。

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