簡易評価
書きやすさ総評:4/5点

※書きやすさの観点から評価。総評への影響度は項目により異なる。
書き味総評:2/5点

※書き味の観点から評価。総評への影響度は項目により異なる。
概要
| 種類 | 多色ボールペン |
| 機構 | 回転繰り出し式 |
| 素材 | グリップ・軸:ABS樹脂(推定) 先端:真鍮(塗装) |
| 初期リフィル仕様 | ゲルインキ |
| 初期リフィルサイズ | 0.38・0.5mm |
| 対応リフィル | UMR-MLシリーズ |
| ラインナップ | レコードブラック・ランプホワイト |
| 価格(税込) | 1,980円 |
| ブランド | uni |
ユニボールワン3(ギフトver.)は、三菱鉛筆のuniブランド商品で、ユニボールワンシリーズで初の多色ペンです。
2026年3月にユニボールワン3の通常版と同時に発売された回転繰り出し式のゲルインキボールペンで、通常版よりも若干高級感のある仕様になっています。
価格は1,980円(税込)と、ゲルインキボールペンかつ多色ペンとしては非常に高価な部類です。
注意:通常版とギフト版の違い
先端が真鍮とのことで、アルミと真鍮では密度が全然異なるため、重心位置と慣性モーメントに多少影響があるかも知れません。
通常版を入手していないため比較できませんが、重心位置の僅かに低いギフト版の方がやや書きやすいかも知れませんし、僅かに軽い通常版の方が書きやすいかも知れません。いずれにせよ、先端のほんのちょっとの話ですから、そこまで影響もないと思います。
使用感
| 全長 | 133.5mm | グリップ径 | 12.5mm |
| クリップ距離 | 88mm | 先端長 | 3+1mm |
| 重量 | 15g | 慣性モーメント | ◯ |
| 重心 | 68mm | 特記事項 | ※1 |
※1:非回転時の全長は129.1mm
基本は公式から、分からない点のみ実測値です。
長さ・重量・重心のバランス
書きやすさ:4/5点 書き味:3/5点

全体的に太いため極端に短く見えてしまいますが、一般的なペンより短い程度でユニボールワンPほど短くありません。
この短いという特徴は、重心位置と慣性モーメントに恩恵があり、ボールペンは機構上重心が高くなりがちですが、短いためそのデメリットを物理的に打ち消し、高重心化を防ぐことに成功しています。また、ペンの取り回しに関与する慣性モーメントの式は長さも大きく関与しますが、これも短いため値は小さくなり、これらを狙ったのかは定かではありませんが、書きやすさのための要素に特化しているペンとなっています。
とはいえ重心位置は68mmと普通重心程度ですし、重量が重心近くにまとまった作りでもないため流石に最上級クラスに書きやすいわけではありませんが、それでも15gというほどよい軽さも相まって間違いなく使いやすい水準です。
書き味は単純に重さから3点としていますが、素材を見ての通りそっち方面に優れるペンではありません。
握りやすさ・質感
書きやすさ:2/5点 書き味:3/5点
滑り止め効果の優れるグリップではなく、乾燥しているか汗をかいていればそれなりに滑ると思います。
かなり太めのグリップですので、これも好みが分かれるでしょう。
もしこれがユニボールゼントのような滑りづらいグリップなら、もう1段上の書きやすさだった可能性もあるため、やや残念な結果にはなってしまっています。
また、リフィルを繰り出すための回転位置がちょうど手に当たりそうな場所にありますが、こちらはそれほど当たってる感はなくほぼ気になりませんでした。
クリップまでの長さ・形状
書きやすさ:3/5点
88mmですので、立てて持てば当たらない、寝かせて持てば当たるくらいの数値でしょう。
クリップも結構太いので、当たる場合は違和感につながるかもしれません。
芯・リフィルの筆記感
書きやすさ:5/5点
ゲルインキの中でも非常に濃く、発色も良いインクです。
筆記感については、ゼブラのサラサほどは引っかからないが、パイロットのジュースアップよりは引っかかりがある程度に収まっています。
悪いことのように聞こえるかもですが、このある程度の引っかかりが止め跳ね払いをスムーズにできるようにしてくれて、滑らかすぎるよりも書きやすいと感じられるような性能になっています。
ペン先の視界・ガタつき
書きやすさ:4/5点 書き味:3/5点
一般的な先端の形状なため、そこまで見やすいわけではありませんが、普通に利用できる範疇です。
ガタつきに関しては、個体により揺れる場合があります。ペン自体の問題というよりはリフィル側の問題ですので、気になる場合は複数リフィルを購入し、合ったものを選んで使用するのも良いかもしれません。また、ガタつく場合も書きやすさを損ねるレベルでは全くなく、意識してようやくわかる程度だと思います。
キャップ・内部のグラつき
書き味:5/5点
キャップは無いため考慮する必要がありませんが、思い切り振れば内部が多少揺れている気がします。筆記中に気になるレベルではありませんでした。
素材・剛性感
書き味:2/5点

具体的な素材は現在分かっていませんが、過去の傾向と触った感じから軸のほとんどがABS樹脂だと推測できます。
ネジ部分には固定するためのオーリングがついていました。リフィル繰り出し時に誤ってネジを回してしまう心配は無さそうです。
先端には真鍮が使われているため、ほぼ樹脂のペンとしては剛性感のある方でしょう。通常版はここがアルミのようですので、書き心地は多少異なるかもしれません。
回転感・音
ついてノック機構ではないため回転について言及します。
無限に回転できる構造ではなく、赤と青以降には回せません(取り外しはペン先を上に向けて青側に更に捻ることで可能)。
青・黒・赤それぞれの場所で、大きな音ではありませんがカチッと鳴って固定されるタイプで、動かす時は引っ掛かりはありませんが、ヌルヌル動くわけでもないくらいの水準です。
耐久性
ギフトバージョンは2,000円近くしますが、元は1,500円程度のペンということもあってかほとんど樹脂で構成されています。太いので壊れづらいと思いますが劣化による破損はあり得るでしょう。
軸もほぼ樹脂でコーティング等も無さそうですのでジャラジャラした筆箱に入れておけば傷もつきやすいかと思われます。
利便性
芯径は0.5mmか0.38mmの対応で、インクの色も現在は黒、赤、青の基本的な3色しかないためそんなに種類が豊富なわけではありません。今後追加されていくことに期待です。
デザイン
ぱっと見ではユニボールワンPの3色バージョンかと思ったんですが、大きさを比べてみるとそこまで短いわけではなく、通常のユニボールワンとPの中間くらいのサイズ感です。
通常版は若干安っぽいのが気になりますが、こっちは重厚感のある塗装が細かい部分にもされていて、ゲルインキ系の多色ペンとしては十分な高級さが感じられると思います。
500円プラスを考慮しても、どうせ買うならこっちの方が良いんじゃないでしょうか。
書きやすさ総評
評価:4/5点
太さは好き嫌いが人によって変わってきそうですが、書きやすい方だと思います。
グリップが滑りづらければもっと良かったんですが、高級感有り+書きやすい+回転式の多色ペンというのはそうないので買ってみても良いんじゃないでしょうか。
書き味総評
評価:2/5点
書き味に優れる要素はほとんどありませんが、先端の真鍮のおかげで悪すぎるというほどでは無くなっています。
多色ペンとしては妥当なラインでしょう。
総括
ユニボールワン3(ギフトver.)は書きやすく、多色ペンの中では書き味もそこそこ優れるペンです。
これまで多色ゲルインキボールペンで1,000円を超えるモデルはほとんどありませんでしたので、高めのペンで揃えたいなら買っちゃっても良いかも知れません。

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