簡易評価
書きやすさ総評:5/5点

※書きやすさの観点から評価。総評への影響度は項目により異なる。
書き味総評:1/5点

※書き味の観点から評価。総評への影響度は項目により異なる。
概要
| 種類 | シャープペンシル |
| 機構 | ノック式 |
| 素材 | グリップ:樹脂 |
| 用途 | 一般筆記用 |
| 芯径 | 0.3・0.5・0.7mm |
| 消しゴム | G |
| ラインナップ | ブルー・ブラック・ホワイト・etc |
| 価格(税込) | 495円 |
| 発売元 | ゼブラ株式会社 |
デルガードは、ゼブラにより発売されているノック式シャープペンです。
文房具屋のみならず、薬局やコンビニでも散見される程度には世の中に浸透しているシャープペンの一つで、見たことがないどころか名前を知らない人の方が少ないのではと思えるほどメジャーなイメージです。
価格は495円(税込)と、低価格寄りです。
デルガードとは
デルガードとは、出る+ガードの造語です。
機構の特徴として、折れないような工夫が斜め方向と縦方向の2つの視点から施されています。
斜めに持って書く場合、力を加えると先端パイプが出てきて芯を守るようになっており、折れることを防ぎます。
ペンを立てて書く場合は、グッと押し込むように力を加えると、芯側がパイプ内部に沈み込むことで芯を守ります。
これらにより、3ノック分(1.5mm程度)までならほとんど折れることなく使用できるようになっています。
ただしあくまで1.5mmまでの話であり、1.5mm以上ではガード部分の長さが足りず、守られていない部分は普通に折れます。
よく「デルガード使っても折れた」という意見を耳にしますが、おそらく原因はデルガードの想定以上に芯を出している点にあるのでしょう。
もう一つ、こちらは芯を守る機構よりはアピールされてないように感じますが、内部での芯詰まりもほとんど起こらない構造になっているようです。
いずれも絶対確実100%折れないとか詰まらないわけではありませんので過激な使い方は控えましょう。
使用感
| 全長 | 137.3mm | グリップ径 | 9.5mm |
| クリップ距離 | 88mm | 先端長 | 3mm |
| 重量 | 10g | 慣性モーメント | ◎ |
| 重心 | 69mm | 特記事項 | – |
長さ・重量・重心のバランス
書きやすさ:5/5点 書き味:1/5点

軽いだけのペンかと思いきや、先軸が樹脂で先端部分のみに軽い金属を用いた、手への負荷が少ない構成になっていて、軽快に書きやすくなっています。加えて、キャップが薄く軽い金属製なので、回転時の重い感覚の低減に繋がっており、狙った作りかはわかりませんが相当書きやすさに考慮されている設計をしています。
書き味的は重さが不足していますが、別にそういうのを求めるペンではありません。書きやすさと機能性特化のペンといったところでしょう。
握りやすさ・質感
書きやすさ:4/5点 書き味:2/5点
樹脂グリップです。滑らかな凹凸はありますが、極端に汗をかけばヌメヌメして滑りやすいですし、反対に乾燥していても特別グリップ力があるわけでもないです。
特に手汗を多くかきやすい体質だと夏場は不快感が強いかも知れませんが、良くも悪くも一般的な樹脂グリップのペンと大差はないでしょう。
クリップまでの長さ・形状
書きやすさ:5/5点
斜めに持つとやや当たるかな程度で、基本は当たらないと思います。当たったとて尖った部分はないためさほど気になるものでもないでしょう。
芯・リフィルの筆記感
書きやすさ:5/5点
芯自体は初期芯でも問題ありません。
ペン先の視界・ガタつき
書きやすさ:4/5点 書き味:2/5点
デルガード機構の代償に、上下方向の独特の揺れがあります。
書きやすさ的には慣れればどうということはありませんが、コツコツ感はまず感じられないでしょう。
視界的には、先端から3mmは細くなっていますので、見にくいほどではありません。とは言えガイドパイプのあるペンには大きく劣ります。
キャップ・内部のグラつき
書き味:4/5点
キャップ・内部ともにややグラグラします。
キャップ付近が軽い素材構成ですので、意識してようやく感じ取れる程度のものですが、この観点からも書き味を求めるペンでは無いと言えるでしょう。
素材・剛性感
書き味:1/5点

ご覧の通り、重そうな金属がありませんのでこの面からも剛性感を感じ取れないのは明白でしょう。
ノック感・音
ノック感はこのペン1番の欠点だと思います。固い・細め・穴がある・金属の4点により、1回のノックでもそこそこ痛いです。激痛ではありませんが、連続ノックだと更に痛みます。
音は可もなく不可もなくといったところでしょう。
耐久性
樹脂部分が多いため、劣化による損傷はありえます。
SNSでは先端部分に力を加えると割れやすいと報告がありますが、過剰なほど筆圧が強くない限りはそこまで心配しなくても良いと思います。
私は中高と5年ほどこのペンを使っていましたが、ヒビすら入りませんでした。
ただ一つ大きな欠点として、長年使用していくとキャップがガバガバになり、ぽろっと外れやすくなります。酷いとペンを反対に向けただけで外れるくらいには緩くなります。
私は予備に持っていたデルガードのキャップと交換することで対処しました。
利便性
キャップを外すと消しゴムがあります。クリーナーピンは付いていません。
芯径は0.3・0.5・0.7mmに対応したものがそれぞれ販売されています。
デザイン
もはやこれが王道だろ思えるくらいに定着していますが、俯瞰的に見ると異質なデザインではあります。
クルトガの旧通常モデルに似ているのが王道感を際立たせているのでしょうが、あちらは2008年発売に対してこっちは2014年発売と、6年程度遅れて登場しています。
ぱっと見は同じですが、軸色が違ったり、ちょっと太かったりで差は割と多いです。細かい作りで言えばそもそも機能性が全く異なりますし、意外とこっちの方が金属が厚めでしっかりしている印象です。
私は思い出補正有りでシャープペンといえばコレと思うくらい、標準的なデザインと思っています。
書きやすさ総評
評価:5/5点
単純に書きやすさだけで見れば非常に使いやすいペンです。
ノックのしづらさやキャップの緩さなど気になる面もありますが、折れにくさと軽快さとで適当に使いたい時や書き心地を考えてる場合じゃ無いって場面では大きく活躍できるでしょう。
純粋に書きやすいペンを使いたいならこれを持っていれば満足できるレベルですし、文房具好きとしても機構の珍しさやサブ用途などから持っておいても良いと思います。
書き味総評
評価:1/5点
グリップ部分が一応硬い素材であることと、もっとペン先がグラつくペンはあるため1点としていますが、実際はこのサイトで定義する書き味(コツコツ感・剛性感など)を得られる要素はありません。
一方で、別の観点から考えた書き味、具体的には習字の筆のような書き心地が得られるかで考えると、ペン先が上下する機構からそれに近いものが得られ、他のシャープペンでは再現不可能な独特な書き心地の良さが体感できます。
そういった目的での購入も有りだと個人的には思っています。
総括
デルガードは、広く知られすぎるが故にあえて紹介される機会も少ないシャープペンですが、実は機能性・使いやすさ・独自性など優れる部分が多岐に渡る安価で購入しやすいペンとなっています。
私は数年間何も考えずにこのペンを使っていたわけですが、それは正解だったんだなとレビューを書いていて感じました。
分かりやすい欠点もありますが、買い直しもしやすいペンですので、触ったことがないのであれば購入しても良いのかなと思います。

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